中国ネット出前大手「餓了麼」、前CEOが逮捕の顛末 取引先への便宜の見返りに累計8億円超を収賄

中国・上海市の警察当局は7月24日、同市のインターネット関連企業の幹部を含む7人を商業賄賂(訳注:ビジネス分野の贈収賄)の容疑で摘発したと発表した。 このインターネット関連企業とは中国のEC(電子商取引)最大手、阿里巴巴集団(アリババ)の傘下にあるネット出前大手の餓了麼(ウーラマ)のことだ。そして摘発された幹部とは、餓了麼の前CEO(最高経営責任者)の韓鎏・容疑者である。 当局の発表によれば、餓了麼は2025年5月に社内調査を通じて韓容疑者らの不正を突き止め、警察に通報した。韓容疑者らは職権を濫用し、特定の取引先に対して条件の良い配送エリアを割り当てるなどの便宜を図り、見返りに金銭を受け取っていた。

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