韓国・尹錫悦前大統領「腕が外れそうだ、放してくれ」…2度目の逮捕状執行に抵抗・負傷

【08月09日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領が8月7日、特別検察チームによる2度目の逮捕状執行を強く拒否する過程で、椅子から転落し負傷した。現在はソウル拘置所内の医務室で治療を受けている。 ユン・ソンニョル氏の代理人であるペ・ボユン、ソン・ジンホの両弁護士は、同日午後にソウル高検で記者会見を開き、「特検側は10人以上を動員して、ユン前大統領の両腕と脚をつかみ、無理やり車に乗せようとした。椅子ごと持ち上げて移動させる過程で、ユン・ソンニョル氏が床に落下した」と主張した。 このとき、ユン・ソンニョル氏は「腕が外れそうだ、頼むから放してくれ」と特検に訴えたという。また、ユン・ソンニョル氏の腰は椅子の脚にぶつかり、腕も強く引っ張られたと説明した。 特検側では、ムン・ホンジュ特別検察補がソウル拘置所の機動隊と連携をとり、現場を指揮していたとされる。特検はこれまで2回にわたり逮捕を試みたが、ユン・ソンニョル氏や弁護団の強い抵抗と負傷などを理由に、1時間15分で執行を中断した。 特検は改めて新たな逮捕状の発付を求める方針だ。 ソン弁護士は「勾留中の被疑者に対して、手足をつかんで強制的に連れ出そうとする試みは、韓国史上初めてだ。今回の過程で発生したすべての違法行為に対し、責任を追及する」と述べた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする