【香港】政府がG7声明に猛反発、「誤りと偏見」

香港政府は9日、先進7カ国(G7)の外国からの干渉に対応する枠組み「即応メカニズム(RRM)」が出した声明について、「真実ではなく偏見に満ちている」と強く反発した。域外に逃亡している国家の安全を脅かす指名手配犯を追うのは合法的行為だとして、「強い不満と反対」を表明した。 香港警察は7月25日に香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で19人を指名手配。G7のRRMは9日までに、この動きを非難する共同声明を出していた。 政府は、19人が指名手配され、裁判所が彼らの逮捕状を出したのは「『表現の自由を行使した』からではなく、域外で公然と国家の安全を脅かす活動を続けているからだ」と主張。「国家の安全を脅かすことは非常に重大な法律違反であり、このような行為や活動は非常に重大な結果を伴う」とした。 政府は「中国の憲法と香港基本法(香港の憲法に相当)により、香港市民の権利と自由は厳格に守られている」と強調。「香港の状況をおとしめようとする外国や外部勢力の試みは、彼らの欠点と正当性を欠く主張を露呈させるだけで、決して成功しない」と反発した。

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