指名手配容疑者12人逮捕 捜査強化月間で千葉県警 一般からの通報も契機に

全国で行われた指名手配容疑者の捜査強化月間だった11月と準備期間の10月に、千葉県警は県外での手配容疑者を含む12人を逮捕した。24日までに、県警犯罪捜査支援室への取材で分かった。12人の容疑者は、千葉県警が指名手配したのが7人、千葉県警以外が手配したのが5人だった。 同室によると、逮捕容疑は覚醒剤取締法違反や詐欺など。12人のうち、刑法犯は4人、特別法犯は8人。 12人を摘発したきっかけは、立ち回り先の捜査が最も多く6人で、一般の人からの通報が5人、容疑者の顔などの特徴を記憶した捜査員が雑踏などから見つけ出す「見当たり捜査」は1人。昨年の同期間中の摘発人数は16人だった。 逃亡期間は、手配日から6カ月未満が11人。11カ月が1人だった。 捜査強化月間は全国一斉に行われた。千葉県警は8月末時点で28人を殺人や傷害致死などの疑いで指名手配していた。 同室の佐々木寛正室長は、摘発のきっかけの約半分が一般からの通報だったことを踏まえ「県民の皆さんからの情報提供が重要であることを再認識した。引き続き県警への協力をお願いしたい」と強調した。 (宮嶋優)

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