8月12日午後、十勝総合振興局管内に住む80代の女性が、還付金の受け取りを名目にキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺被害に遭い、警察は、帯広駅近くで16歳の少年を発見し、緊急逮捕しました。 逮捕されたのは、愛知県岡崎市に住む自称アルバイト従業員の16歳の少年です。 警察によりますと、8月12日午後1時半ごろ、80代女性のもとに電話があり、男の声で「保険料の還付金があり、受け取るためにはキャッシュカードの交換が必要」と言われました。 午後2時半ごろ、銀行の職員を装った16歳の少年が女性の自宅付近で、女性からキャッシュカードを3枚受け取り、暗証番号も聞き出しました。 その後、女性から連絡を受けた金融機関から警察に通報があり、警察がATMの防犯カメラ映像などを調べ、帯広駅周辺で似た人物を発見。 職務質問に応じた少年が犯行を認めたため逮捕しました。 警察は背後に指示役がいる可能性や、いわゆる「闇バイト」への関与も含め、事件の経緯や組織的な背景を詳しく調べています。