尹前大統領の妻「また夫と暮らせるだろうか」 逮捕後初の取り調べ

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは14日、前日未明に逮捕した金氏の取り調べを逮捕後初めて行ったが、約4時間の取り調べで金氏はほとんどの容疑に対する供述を拒否した。弁護団は金氏が「また夫と暮らせるだろうか」と心境を吐露したと明らかにした。 金氏が特別検察官から取り調べを受けたのは逮捕前の6日に続き2回目。 この日の取り調べは午前10時前から始まり、休憩を挟んで午後2時過ぎに終わった。休憩を除いて実際に聴取が行われたのはわずか2時間余りだった。金氏はほとんどの容疑について供述を拒否したとされる。 弁護側によると金氏は休憩中に「また夫と暮らせるだろうか。もう一度会えるだろうか」と漏らしたいう。 特別検察官チームは18日に再び取り調べを行うと金氏側に通知したが、金氏は出席するかどうか明確にしていない。 金氏には輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いがかけられている。また、尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した容疑や、呪術師を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いなどが持たれている。

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