アメリカのトランプ大統領は15日、アラスカ州でロシアのプーチン大統領と会談した際、妻メラニアさんからの手紙をプーチン氏に手渡していたことがわかりました。 これはロイター通信がホワイトハウス当局者の話として報じたもので、プーチン氏に渡されたとみられる手紙は、メラニア夫人のSNSに投稿されています。 ウクライナは、2022年にロシアの侵攻開始後に多くの子どもがロシア側に連れ去られたとして帰還を強く求めていて、手紙はこうした背景を念頭に、プーチン氏に連れ去られた子どもの解放を求める内容になっています。 手紙には地理や政府、イデオロギーなどに関わらず国の指導者として子どもの未来を守る義務があるとした上で、「あなたひとり(の力)で子供たちの笑い声を取り戻せる」「きょう、あなたの一筆でこのビジョンが実現できる」「今こそ、その時だ」と訴えています。 ウクライナは、連れ去られた子どもは「ロシア人化」するような教育を受けていると主張していて、国際刑事裁判所(ICC)は子どもの連れ去りに関与した疑いでプーチン氏に逮捕状を出しています。