特殊詐欺グループの出し子として55歳の女が逮捕されました。 女は自分の親族が特殊詐欺事件に加担したことをきっかけに、グループ側から脅され、犯行に及んだとみられています。 警察によりますと、美容師の丸山絵里子容疑者(55)はことし7月、千葉県柏市のコンビニエンスストアに設置されたATMで、他人名義のキャッシュカードを使って現金合計60万円を不正に引き出した疑いがもたれています。 丸山容疑者は特殊詐欺グループの出し子とみられていて、親族が別の特殊詐欺事件に加担したことをきっかけに特殊詐欺グループ側に連絡先を知られ、その後「責任を取れよ」「家族や周囲の人に危害が及ぶぞ」などと脅されたとみられています。 丸山容疑者は、指示役の指示に従って連絡手段となるスマホを購入し犯行に及んだとみられ、引き出した金は埼玉県内などの指定された場所に置いたということです。 調べに対し、丸山容疑者は容疑を認めているということです。 警察は闇バイトに加担すると家族などを巻き込んでしまう可能性があるとして、事件に関わる前に警察に相談するよう呼びかけています。