性的サービスを提供する意思がないのに利用客から現金を受け取ったとして、大阪府警南署は19日、詐欺の疑いで大阪市中央区島之内の風俗店経営、門祥平容疑者(36)を逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。 同署によると、門容疑者は、派遣型風俗店「禁断の素人日本橋店」を経営。昨年から「料金を支払ったのに女性が来ない」「高額な追加料金を要求された」などの相談が20件以上あるといい、運営実態を調べている。 逮捕容疑は8月5日未明、サービスを提供する意思がないのに60代男性からサービス料金として現金5万円を受け取り、だまし取ったとしている。 同署によると、男性は1万3千円のサービスを申し込んだが、指名料などの名目で追加の料金を請求された。男性は5万円を店側に渡したが、ホテルのチェックアウトの時間までに女性が派遣されなかったという。 同署は、この店に関する相談が他店と比べて多いことから、もともとサービスを提供する意思がなかったと判断し、詐欺容疑を適用した。