今年5月、山形市の国道13号で酒を飲んだ状態で車を運転して追突し相手の運転手にけがをさせたとして酒気帯び運転の疑いで逮捕された48歳の男について、山形地方検察庁が危険運転傷害の罪で起訴したことがわかりました。 危険運転傷害の罪で起訴されたのは、山形市の会社役員・近賢次郎被告(48)です。 起訴状などによりますと近被告は、今年5月19日午後1時ごろ、酒を飲んだ後に車を運転して山形市小立の国道13号で追突事故を起こし、相手の運転手におよそ1週間の治療が必要なけがをさせたとされています。 警察は近被告を酒気帯び運転の疑いで逮捕し送検しましたが、検察は近被告が当時、アルコールの影響で運転操作が難しい状態に陥り相手にけがをさせていたとして14日付けで危険運転傷害の罪で起訴したことがわかりました。 当時の事故の様子をとらえた映像には近被告の車が周囲の車よりも高速で走り、柱にぶつかる様子が映されていました。 近被告は、この事故のあとに追突した車の男性運転手を殴るなどし、さらに暴行を止めに入った男性にも暴行を加えて2人にけがをさせた傷害の罪でも起訴され、すでに裁判が始められています。