「ナチュラル」幹部ら3人逮捕 スカウト容認で組幹部に現金疑い 警視庁

東京都渋谷区の路上で、女性へのスカウト行為を容認してもらう代わりに、暴力団幹部に現金60万円のみかじめ料を渡したなどとして、警視庁暴力団対策課は21日までに、都暴力団排除条例違反の疑いで、国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」幹部佐藤雄己容疑者(32)=住居不定=ら3人を逮捕した。 ほかに逮捕されたのは、ナチュラルメンバーの斎藤佑之介(29)=新宿区西新宿、特定抗争指定暴力団山口組系幹部の忽滑谷翔一(39)=渋谷区元代々木町=両容疑者。いずれも黙秘しているという。 同課などによると、ナチュラルは街で声を掛けてスカウトした女性を、風俗店やキャバクラなど全国の数千店舗に違法にあっせん。東京、大阪、名古屋など全国で活動し、2022年には計約45億円の「スカウトバック」と呼ばれる紹介料を店側から得たとされる。 同課は、ナチュラルがほかにもみかじめ料として暴力団側に現金を渡しているとみて全容解明を進める。 3人の逮捕容疑は23年7月24日、ナチュラルが渋谷区宇田川町の路上などでスカウト行為をすることを容認する代わりに、現金60万円を授受した疑い。

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