きょう午後、東京・渋谷の商業施設「渋谷ヒカリエ」で催涙スプレーのようなものがまかれ、男女17人が体調不良を訴え、7人が病院に搬送されました。警視庁は、スプレーをまいた自称40代の男を現行犯逮捕し、詳しい状況を調べています。 きょう午後1時半ごろ、東京・渋谷にある商業施設「渋谷ヒカリエ」の飲食店が立ち並ぶ7階で、「催涙スプレーがまかれた」と目撃者から通報がありました。 警視庁によりますと、男が男性と休憩スペースの椅子をめぐりトラブルになり、バッグの中から催涙スプレーのようなものを取り出し、男性に噴射したということです。 男女17人がのどなどの痛みなどを訴え、そのうち7人が病院に搬送されましたが、いずれも意識があり、命に別状はないということです。 中には赤ちゃんを抱いた女性もストレッチャーに乗せられ、搬送される様子もみられました。 スプレーをまいたのは、いずれも自称で都内在住の40代の会社員の男で、現場から立ち去った後、およそ30分後に施設内にいたところを傷害の疑いで現行犯逮捕されました。 男は取り調べに「頭に来てしまって催涙スプレーを相手に向けて噴射をしました」と容疑を認めているということです。 東京消防庁によりますと、現場では被害者が服を着替えたり、除染作業が行われたりしたということです。 警視庁は当時の状況を詳しく調べています。