立憲民主党の小沢一郎衆院議員が23日までに事務所のX(旧ツイッター)を相次いで更新。旧統一教会の韓鶴子総裁が逮捕された件について、自民党総裁選と関連づけた。 「旧統一教会の韓鶴子総裁を逮捕」との報道を引用した上で「これを受けて、当然、今回の自民党総裁選のテーマとすべき。昨年の総裁選では候補者全員が再調査を拒否。国民を害して平然としている自民党には、もはや政権を担う資格など無い」とした。 続けて「これを契機に、わが国でも長年の自民党政権と教会との癒着について、改めてしっかりと解明される必要がある。当然、今回の自民党総裁選の争点の一つとなる。、まず行動で示すべきではないか。」と訴えた。 韓国の特別検察官は23日、尹錫悦前大統領の疑惑をめぐり、教団に便宜に図ってもらうため、尹前大統領側に金品を提供したとして、政治資金法違反などの疑いで、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子容疑者を逮捕していた。 旧統一教会をめぐっては、日本でも22年7月の安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪に問われている山上徹也被告が「教団に恨みがあった」などと供述し、政界と教団の関係への注目が高まった。長年にわたる自民党と教団の関係が問題視され、自民党は岸田文雄首相(当時)が22年8月に教団との関係を「絶つ」とし、22年9月、教団との関係の点検の結果、衆参両院の所属議員全379人中、教団と接点があったのは半数近い179人と発表。文科省は23年10月に、旧統一教会の解散命令を請求。東京地裁は25年3月に解散を命じる決定を出したが、教団は即時抗告。高裁で裁判が続いており、10月には現役信者の証人尋問が実施される予定。山上被告の初公判は10月28日、奈良地裁で開かれる。