きょう午後、東京・渋谷の商業施設「渋谷ヒカリエ」で催涙スプレーのようなものがまかれ、男女18人が体調不良を訴え、うち7人が病院に搬送されました。 警視庁は、スプレーをまいた男を現行犯逮捕し詳しい状況を調べています。 きょう午後1時半ごろ、東京・渋谷にある商業施設「渋谷ヒカリエ」の飲食店が立ち並ぶ7階で、「催涙スプレーがまかれた」と目撃者から通報がありました。 警視庁によりますと男が男性と休憩スペースの椅子をめぐりトラブルになり、バッグの中から催涙スプレーのようなものを取り出し、40代の男性に噴射したということです。 男女18人がのどなどの痛みなどを訴え、そのうち7人が病院に搬送されましたが、いずれも意識があり、命に別状はないということです。 中には赤ちゃんを抱いた女性もストレッチャーに乗せられ、搬送される様子もみられました。 スプレーをまいた男は、現場を立ち去っていましたが、警視庁は、およそ30分後に、施設内にいた男を現行犯逮捕しました。 傷害の疑いで現行犯逮捕されたのは、自称・会社員の松嶋和之(46)容疑者で、取り調べに「頭に来てしまって催涙スプレーを相手に向けて噴射をしました」と容疑を認めているということです。 東京消防庁によりますと現場では被害者が服を着替えたり、除染作業が行われたりしたということです。警視庁は当時の状況を詳しく調べています。