元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三氏が25日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演。集合住宅の共用部分で犯罪に巻き込まれないための注意点をあげた。 番組では、神戸市中央区のマンションで住人の会社員片山恵さん(24)が刺され死亡した事件について取り上げた。殺人容疑で逮捕された会社員谷本将志容疑者(35=東京都新宿区)は片山さんを犯行前に約50分も尾行していたといい、オートロックのマンションにほぼ同時入る“共連れ”で侵入してエレベーター内で犯行に及んだという。 佐々木氏は集合住宅の共用部分で犯罪に巻き込まれないようにするポイントを挙げた。まず第一に「共用玄関に近づいたら周囲に気を配り、オートロックの入り口をすぐ後から入ってくる“共連れ”に注意する。ながらスマホやイヤホンは注意が散漫になるのでしない」と話した。 そして2点目として「エレベーター内で見知らぬ人と2人きりにならないようにする。郵便受けを見に行くふりをして回避する。そのまま、外に出てもいい。そのまま2人きりになってしまったら、壁を背にして非常ボタンを押せる場所に立つ」と指摘した。 さらに3点目として「今、警察も“共連れ”は注意喚起しているところ。マンションの居住者内で、共連れをしちゃいけないというルールを周知してほしい。居住者が共連れしてしまうと、居住者が気づきにくいので、共連れしているのは居住者以外なんだということを居住者に気付かせる。これを徹底することでいかに自分が異常を察知する環境をつくってもらいたいなと思います」などと呼び掛けた。