正当な支払いを装って勤務先の会社から現金8300万円あまりをだまし取った疑いで26日、福岡市の会社員の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市博多区の会社員、立花理人容疑者(40)です。 中央警察署によりますと、立花容疑者は福岡市の土木建築コンサルタント会社に勤めていた2023年5月、この会社が代表となっている共同企業体構成員に対する分配金の支払いの名目で、会社から現金8348万2410円を自らの口座に振り込ませてだまし取った疑いです。 立花容疑者は当時、この会社で経理を担当していて、正当な支払いを装って社内の承認を得た後、自らの口座を振込先とする振込依頼書にすりかえるなどしていたということです。 調べに対し立花容疑者は容疑を認め「投資や生活費などに使いました」などと話しているということです。 会社から「実際にやっている業務よりも多くの支払いが発生している」との被害届を受け、警察が捜査していました。 警察はほかにも余罪があるとみて捜査しています。