7月20日投開票の参院選に出馬した特定の候補に投票する見返りに報酬を支払うと約束したとして、警視庁などの合同捜査本部が、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで、パチンコ店運営会社「デルパラ」(東京都港区)代表の山本昌範こと、李昌範容疑者(50)と、40~50代の同社幹部5人を逮捕したことが26日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、山本容疑者らは7月初旬から中旬ごろ、同社が運営するパチンコ店店長らと共謀し、参院選比例代表で自民党から出馬した特定候補を当選させる目的で、店員ら60人に対し、投票する見返りに現金3000円または4000円を支払う約束をした疑いがもたれている。 デルパラは、1都7県でパチンコ店31店舗を展開している。