覚せい剤を受け渡そうとした疑いで、50代の男2人が逮捕されました。覚せい剤は宅配便の本の間に、ビニールに入れて挟まれていたということです。 逮捕されたのは広島県福山市の建設業の男(53)と高知市北端町のとび職の男(50)です。 高知警察署の調べによりますと、建設業の男は2025年8月2日から3日にかけて、覚せい剤をとび職の男に受け渡そうとした疑いがもたれています。 とび職の男は、3日、この覚せい剤とは別の覚せい剤を所持した疑いで逮捕されていました。この日、男の自宅に宅配便が届き、受け取った家族が、開封したところ本の中に白い結晶入りのビニール袋が入った封筒が挟まれていたということです。 警察の調べでこの白い結晶がおよそ5グラムの覚せい剤と判明。警察は送り主の建設業の男を26日に逮捕し、とび職の男を27日に再逮捕したということです。 調べに対し、建設業の男は「間違いありません」と容疑を認める供述を、とび職の男は「本は頼んだが覚せい剤は頼んでいない」と容疑を否認する供述をしているということです。警察は今後、入手経路や使用の有無などについて捜査を進める方針です。