JR呉線の線路わきに鉄製の棒を立てて、乗客がいる列車に衝突させたとして、呉市の看護助手の男が逮捕されました。 電汽車往来危険の疑いで逮捕されたのは、呉市阿賀南の看護助手、大賀康平容疑者(29)です。 警察によりますと大賀容疑者は5月10日の午前9時ごろ、JR呉線安芸阿賀駅近くの線路わきの用水路に固い棒を差し込み、列車の往来を妨害した疑いがもたれています。 この棒に客が乗車した列車が衝突し、車両の一部が損傷しました。 けが人はいませんでした。 大賀容疑者は、5月24日と26日にも線路わきに鉄製の棒を差し込み、客が乗った列車に衝突させたとみられています。 警察は、列車のドライブレコーダーや周辺の防犯カメラを解析するなどして大賀容疑者を割り出し逮捕しました。 大賀容疑者は警察の調べに対し「やりました」と容疑を認めています。 警察は動機と余罪を調べています。