オンカジ巡る犯罪収益で購入か 東京・晴海のタワマンに没収保全命令

カリブ海のオランダ領キュラソー拠点のオンラインカジノ(オンカジ)を巡り、決済システムの運営管理役の男らが逮捕された事件で、神奈川県警が組織犯罪処罰法に基づき、賭け金などの犯罪収益で購入したとされる東京・晴海のタワーマンションの一室について、没収保全命令を横浜地裁に請求し、認められていたことが2日、県警への取材でわかった。 県警によると、不動産への命令は極めてまれ。事件には匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関わっているとみられ、グループの財産を剝奪し、弱体化させる狙いがあるという。マンションには、オンカジの決済システムの統括役で東京都中央区の会社役員、倉田善徳被告(42)=同法違反などの罪で起訴=が住んでいた。(中嶋周平)

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