【山形】高畠町の重症ひき逃げ事件・執行猶予付きの有罪判決

過失運転致傷や窃盗などの罪に問われているのは、本籍が福島県で住所不定・無職の 石川康博被告(38)。 起訴状などによると石川被告は今年4月、高畠町高畠の国道で軽トラックを運転中、前を走っていた米沢市の会社員の男性が運転するバイクに追突する事故を起こした。 追突された男性は腰の骨を折る全治2カ月の大けがしたが、石川被告は男性を救護せず、現場近くにあった乗用車を盗んで逃走し、およそ1カ月半後に神奈川県内で逮捕された。 3日の判決公判で、島田壮一郎裁判官は「被告は 制限速度・時速50kmの道路を時速100kmを超える速度で走行していて、大幅な速度超過がなければ追突は防ぐことができた」。 「追突後、相手の男性が死亡したかもしれないと思いながら、救護義務を怠り安易に逃げたことは強い非難に値する」と指摘。 一方で、被告には前科がなく「際立って悪質性が高いとは言えない」として、懲役2年6カ月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。

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