清水尋也容疑者の素顔と過去 両極端な役を演じ頭角 映画関係者「ドがつくほど真面目」

大麻を含む植物片を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は3日、麻薬取締法違反の疑いで、俳優清水尋也容疑者(26)=東京都杉並区=と、同居する20代の女を逮捕した。清水容疑者は「大麻を持っていたことは間違いありません」と容疑を認めている。 清水容疑者は出演中のTBS日曜劇場「19番目…」の撮影現場でも「特に変わった様子を見せることはなかった」(同作関係者)という。過去に仕事をした映画関係者は「ドがつくほど真面目な性格」と明かし、「現場で真剣に取り組んでいる姿が印象的だった。どちらかといえば気弱で、物静かなタイプ。違法薬物とは結びつかない」と話した。 07年から俳優として活動していた兄・尚弥(30)を追うように12年に芸能界入り。同年公開の映画「震動」でデビュー。14年公開の映画「渇き。」と15年公開の映画「ソロモンの偽証」で、いじめられっ子と不良という両極端な生徒を演じきり頭角を現した。 胸の内に熱い思いを秘めながらも、ひょうひょうとした表情を貫く演技力が持ち味。昨年の日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」では主人公の親友を好演し、温かみのある演技で評価を高めた。1メートル86の長身と端正なルックスを武器に16年公開の映画「ちはやふる」、21年前期のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」など話題作にも出演した。 母子家庭で育ち、21歳の時に母と死別。先月8日に放送されたTBS「A―Studio+」では「(母から番組に)出てほしいってずっと言われていて」と念願の出演だったことを明かしていた。

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