サントリーホールディングスの新浪剛史会長が辞任に追い込まれた。サプリメントの購入をめぐる警察の捜査をきっかけとしたもので、新浪氏自身は身の潔白を主張している。新浪氏はそのサプリを海外で買ったことについて「大変高いものであり、日本よりも米国のほうが安いからという経済的な意味合い」と説明したが、それに対してネットからは「金持ちのくせに何言ってんの」「言い訳が苦しすぎる」といった批判んもあった。経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏はこの問題について「経済界のリーダーたちが語る『コンプライアンス』や『社会的責任』といった言葉が、どれほど空虚なものであるかを浮き彫りにした」と語る。小倉氏が詳しく解説していくーー。