東京・世田谷区で交際相手の女性を殺害したとして韓国籍の男が逮捕された事件で、男が事件の3日前、女性のLINEの画面を盗み見て当日の居場所を把握していたとみられることがわかりました。 韓国籍のパク・ヨンジュン容疑者(30)は今月1日、東京・世田谷区で交際相手のバン・ジウォンさん(40)の首を刃物で切り付け、殺害した疑いがもたれています。 先月29日、警視庁がバンさんから「別れ話を切りだしたら暴力を振るわれた」と相談を受け、パク容疑者に口頭で注意をしていたことがわかっています。 その後の捜査関係者への取材で、パク容疑者はバンさんの仕事関係者とのLINEのやりとりを盗み見て、事件当日の予定や居場所を把握していたとみられることがわかりました。 パク容疑者は別れ話でトラブルとなった際に、バンさんのスマートフォンが入ったバッグを奪っていて、バンさんが警察署へ相談に訪れている間に、何らかの方法でスマホのロックを解除したということです。 警視庁がパク容疑者のスマホを解析したところ、女性と仕事関係者とのLINEでのやりとりのスクリーンショットの画面が保存されていたということです。 また、パク容疑者は事件前日(31日)の朝、女性の自宅マンション近くのスーパーで、犯行に使われたとみたれる果物ナイフを1本購入した後、現場をおよそ10分ほど下見していたこともわかりました。 パク容疑者は取り調べに黙秘を続けていますが、事件の直前までにバンさんに対し未練や後悔などを伺わせる長文のメッセージを10回ほど送っていて、警視庁はパク容疑者に強い執着心があったとみています。