沖縄県那覇市のホテルで、別府市の男性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は10日午前、逮捕していた男性の息子を送検しました。 送検されたのは、住所不詳・無職の首藤凛眞容疑者(20)です。 警察によりますと、凛眞容疑者はおととい夕方、沖縄県那覇市のホテルの一室で、父親で、別府市の料理人首藤謙隆さん(46)の首などを刃物で複数回刺して、殺害した疑いが持たれています。 警察は、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕していましたが、父親の死亡が確認され、殺意を持っていた疑いが高まったとして殺人容疑に切り替えて、身柄を検察に送りました。 司法解剖の結果、父親の謙隆さんの死因は失血死で、首の側面の深い刺し傷が致命傷となったということです。 警察は、凛眞容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。 観光で両親と沖縄を訪れていたとみられていて、沖縄到着後の行動や動機などについても引き続き捜査を進めています。