韓国の人気トロット(演歌)歌手・チョン・ドンウォン(18)が、未成年時に無免許運転をしていた事実が明らかになり、ソウル西部地方検察庁が道路交通法違反(無免許運転)の疑いで捜査中だと11日、現地メディアのNews1などが報じた。 記事によるとチョン・ドンウォンは2023年、満16歳当時に、慶尚南道(キョンサンナムド)河東(ハドン)郡で、無免許にもかかわらずトラックを運転している映像が確認されたという。 現地メディアのMBNによると、この件が明らかになったのは、該当の無免許運転に関する恐喝事件が発生し、捜査が行われているという事実が発覚したからだという。 今年3月、知人3人がチョン・ドンウォンの携帯電話を確保し、保存されていた運転動画の口止め料として、5億ウォン(約5千万円)を要求。チョン・ドンウォンは1億ウォン(約1千万円)を支払って、携帯電話を取り戻したと伝えられた。その後、所属事務所がこの脅迫グループを告訴したことで3名は警察に逮捕され、チョン・ドンウォンは被害者として調査を受けた。 チョン・ドンウォンの法定代理人は、MBNの取材に応じたとし「好奇心で、一度だけ運転した」と明かしたと言い、現在は過ちを認めて誠実に警察の調査を受けていることを伝えた。 しかしチョン・ドンウォンは、以前にも交通法規違反で処分を受けている。23年3月23日深夜、二輪車通行禁止のソウル東部幹線道路でオートバイを運転し、他の運転者の通報により摘発。ソウル北部地方検察庁は当時、未成年で初犯である点と、深い反省を示している点を考慮し、起訴猶予処分を下していた。