青森県内の女子高校生にみだらな行為をしたとして、県警の現職警察官と住職が逮捕、起訴された事件で、県警は11日、県警機動隊警部補の男(53)=不同意性交の罪で公判中=を懲戒免職にしたと発表した。県警監察課は公判中の処分となった理由について、「判明している事実に基づき、厳正に調査した結果」と説明した。 起訴状によると、昨年11月20日午後4時50分ごろから同5時20分ごろまでの間、住職=当時=と共謀し、県内のレンタルルーム内で女子高校生=当時=にみだらな行為をしたとされる。同課によると、男は「反省している」と話したという。 また県警は11日までに、オンラインカジノで賭博をしたとして、津軽地方の警察署に勤務する30代の男性巡査長を賭博容疑で青森地検に書類送検し、停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。オンラインカジノが違法であると分かった上で賭博をしたという。巡査長は11日付で辞職した。 送検容疑は昨年1月10日から今年4月28日までの間、インターネット上に開設された海外のオンラインカジノサイトで396回にわたり、スロットやバカラと呼ばれるゲームで賭博を行った疑い。同課によると約530万円を消費した。 さらに昨年1月19日から今年4月4日までの間、勤務時間中にオンラインカジノサイトの決済代行業者へ、94回にわたって入金するなどして職務を怠ったとされる。 県警警務部の中村誠部長は「いずれの事案も信用を著しく損なうもの。全職員に対し改めて指導を徹底し、信頼回復に全力を尽くす」とコメントした。