【ラグビー2025年度戦力分析・天理大学】100周年に花を。

[天理大学(昨季大学選手権ベスト8/関西大学Aリーグ 優勝)] 今春は早大を破りながら、関西大や筑波大に敗れるなど不安定なシーズンを過ごした。「少しでも気が抜けると一気に崩れる」と学び、先手で仕掛け続けるチャレンジャーマインドを持ち続けることを確認した。 しかし、6月に部員2名が違法薬物の所持で逮捕(その後退部、退学)。他の部員の関与は認められなかったが、チーム活動は7月末まで停止を余儀なくされた。 課題としていたセットプレーの強化をおこなえなかったから、シーズン中での成長がマストだ。今季よりFLからHOに転向した太安善明(3年)の安定したスロー、スクラムワークが鍵を握る。 メンバーを見渡せば、U23日本代表のユーティリティBK、上ノ坊駿介共同主将(4年)をはじめ昨季の主力が10人以上残っている。昨季の関西リーグで4年ぶりに王者を奪還した経験も持つ。ちなみに、上ノ坊のポジションは外国人枠の関係や他の選手のパフォーマンスによって、SO、CTB、FBと流動的になりそうだ。 8月1日からトレーニングを再開し、15日には菅平に上がった。17日に明大と対戦、5-46で完敗した。ここから這い上がり、創部100周年に花を添えたい。 (文:明石尚之) ※ラグビーマガジン10月号(8月25日発売)の「大学ラグビー主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。 <夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ 8月17日 vs明治大●19-45 8月20日 vs帝京大●19-43 8月24日 vs早稲田大●14-42 8月27日 vs東海大○52-22

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