モスクワの裁判所は12日、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らがロシアのプーチン大統領らに違法に逮捕状を出したとして、欠席裁判で最長15年の拘禁刑を言い渡した。ただ、赤羽氏らは現在、ロシア国外におり、ロシアなどを訪問しない限りは効力はないため、象徴的な意味合いが強い。 インタファクス通信が伝えた。カーン主任検察官が拘禁15年。赤根氏ら判事8人は拘禁3年半~15年としており、個別の量刑は不明だ。 ICCは2023年3月、ウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪をめぐり、プーチン氏らに逮捕状を出した。ロシアは対抗措置としてICCの職員ら9人を訴追し、今年11月に捜査を終了したと発表していた。