山形県東根市の50代の女性が警察官を名乗る男らから金塊1560グラム、時価3000万円相当をだまし取られていたことが分かりました。 詐欺被害に遭ったのは東根市の50代の女性です。 警察の調べによりますと、女性は9月8日、自分のスマートフォンに大阪府警刑事二課のキタジマを名乗る男から電話があり、「あなたに逮捕状が出ている」などと言われました。その後、「大阪検察庁のタケダ」を名乗る男から電話で資産状況を聞かれ、女性が金塊を持っていることを伝えると「容疑が晴れるまで金融庁で保管する」といって渡すよう伝えてきました。 男の指示で、女性が金塊を紙袋に入れて自宅の外に置くと、見知らぬ男が紙袋を持ち去ったということです。 だまし取られた金塊は1560グラムで、時価およそ3000万円相当です。 県内は去年、特殊詐欺の被害額が過去最悪の3億2155万円でしたが、ことしは8月末時点で、すでに「3億1790万円」に上り、今回の被害と合わせると去年を上回る見通しです。