愛知県豊田市の女性から現金約460万円をだまし取ろうとしたとして台湾籍の男が逮捕されました。 男は観光目的で日本に来たと話しているということです。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、台湾籍の住居不定・無職の潘尚鈺容疑者(27)です。 警察によりますと、潘容疑者は、他の者と共謀し、8月18日ごろから9月12日にかけて、豊田市に住む58歳の女性に、投資の運用で出た利益を引き出すためにはシステム利用料を支払う必要があるとうそを言い、現金約460万円をだまし取ろうとした疑いがもたれています。 女性は、すでに投資名目で現金約1043万円をだまし取られていて、9月12日、相談を受けた愛知県警が現金の受け渡し場所である豊田市内の施設で警戒に当たっていたところ、投資会社の社員になりすました潘容疑者が現れ、現行犯逮捕されました。 潘容疑者は観光目的で来日したと話していて、女性とはスマートフォンの翻訳アプリを使って会話していたということです。 調べに対し、「これが犯罪だとは思わなかった」と容疑を否認しているということですが、警察は、潘容疑者が受け子として詐欺グループに雇われていたとみて、調べを進めています。