韓国特検、旧統一教会総裁の逮捕状請求を示唆…教団「出頭拒否ではない」

【09月16日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏を巡る疑惑を捜査中の特別検事チームが、召喚通知に3度応じなかった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁に対し、逮捕状請求の可能性を示唆した。 特検チームは9月15日午後、ソウル市鍾路区の事務所で定例会見を開き「自発的な出頭の意思とは無関係に、法と原則に基づき捜査日程を決める」と説明した。ハン・ハクチャ氏は8日、11日、15日に予定された召喚に応じず、「17日か18日に出頭する」との理由書を健康上の理由と共に提出していた。ハン・ハクチャ氏は被疑者の身分だ。 通常、被疑者が正当な理由なく3度の召喚に不応じた場合、捜査機関は逮捕状請求などの強制措置を検討する。特検がハン・ハクチャ氏の自発的出頭を考慮しない方針を明らかにしたことで、近く逮捕状請求に踏み切るとの見方が出ている。 一方、教団側は「出頭要求を拒否したのではなく、必ず応じる」と反論した。声明では「ハン総裁は83歳と高齢で、10日前に心臓の施術を受け、4日前には不整脈が再発した。医療記録を特検に提出し、数日間の回復時間を求めた」と説明。「2〜3日以内に特検の指定する日に出頭し、誠実に調査を受ける意思を明確にした」と強調した。 ハン・ハクチャ氏は、キム・ゴニ氏や、「国民の力」との癒着が取り沙汰されており、特定犯罪加重処罰法違反(斡旋収賄)や政治資金法違反の疑いが持たれている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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