【懲戒処分3件】集合時間に遅刻した生徒の肩を掴んで強く叱責…高校教諭が減給1か月「同じ過ちを犯さないことを誓います」と反省し退職の意向示す_別の教諭は生徒の頭を平手で叩き処分〈北海道〉

札幌市教育委員会は9月17日、生徒への体罰などが発覚した学校職員3人を懲戒処分にしたと発表しました。 17日付で減給1か月の懲戒処分となったのは、札幌市立高校に勤務する理科担当の60代の男性教諭です。 男性教諭は2025年夏、札幌市外に複数の生徒と遠征した際、集合時間に遅れた生徒に事情を確認せず左肩を右手でつかみ、強い口調で叱責しました。 当日、生徒が親に相談し、翌日に親から学校に連絡があったことで体罰が発覚しました。 市教委などの調査に対し、男性教諭は「同じ過ちを犯さないことを誓います」と反省し、退職の意向を示しているということです。 また、札幌市立中学校に勤務する50代の男性教諭も減給1か月の懲戒処分となりました。 この教諭は2025年夏、授業中に生徒のふるまいを注意しようと、頭を平手で強く叩きました。 授業後に自ら校長へ報告したことで体罰が発覚しました。 男性教諭は「いかなる状況でも許されるものではない。自分を戒めつつ、日々の職務と生徒に真摯に向き合おうと考えます」と話しているということです。 さらに、8月22日午後4時から7時にかけて自宅で焼酎の水割りを5杯飲み就寝した後、午後10時過ぎに車を運転、飲食店に到着した際に駐車中の車に衝突する物損事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕された61歳の男性用務員が懲戒免職となりました。 警察の捜査で、基準値の約4倍の呼気アルコールが検出されていて、男性用務員は市教委の聞き取りに「仮眠をとって気持ちの緩みが出た」と説明しているということです。 市教委の山根直樹教育長は「再発防止の取り組みを進めている中で、免職を含む3件もの懲戒処分を行うに至ったことは、深刻な事態であると厳粛に受け止めております。被害に遭われた方をはじめ、児童生徒および保護者の皆さま、市民の皆さまに心から深くお詫び申し上げます。あらゆる機会を捉えて服務規律の確保を徹底し、不祥事の根絶に向けて全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。

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