英国王夫妻、トランプ米大統領夫妻を歓迎 ウィンザー城

(CNN) 異例の2度目の国賓として英国を訪問中のドナルド・トランプ米大統領とメラニア夫人は17日、ウィンザー城で英国のチャールズ国王とカミラ王妃から歓迎を受けた。王室行事として華やかな一連の儀式やイベントが行われた一方、首都ロンドンではトランプ氏に抗議するデモが繰り広げられた。 トランプ氏とメラニア夫人は大統領専用ヘリ「マリーンワン」でウィンザー城に到着し、チャールズ国王夫妻、ウィリアム皇太子夫妻のあいさつを受けた。その後、両国の国歌が演奏される中、馬車で敷地内を移動し、栄誉礼に臨んだ。 ウィンザー城内では昼食を共にしたほか、王室コレクションの中から米国に関係する品々が紹介された。 英国民の中にはトランプ氏や同氏の政策などに対して批判的な見方をする人も少なくない。ロンドン中心部で行われたデモでは、ウクライナとロシアの戦争やイスラエルのガザ侵攻などに関するプラカードを掲げる人の姿もあった。 また、かつて友好関係にあった証拠があるにもかかわらず、トランプ氏が距離を置こうとしている、性犯罪で起訴され勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告に言及するプラカードも見られた。 ウィンザー城周辺では前日夜、トランプ氏とエプスタイン元被告の映像を城の壁に投影したとして、英警察が政治活動家4人を逮捕した。 警察の発表によると、ロンドンでのデモには推定5000人が参加した。 トランプ氏は18日にスターマー英首相とロンドン郊外の公式別荘、チェッカーズで会談する。情報筋によると、ウクライナ情勢が会談の主要なテーマの一つになるとみられるという。

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