イラン、イスラエルのスパイを絞首刑に 「地上における堕落」と「神への敵意」の罪

【AFP=時事】イラン司法府は17日、2022年からイスラエルの対外特務機関モサドのためにスパイ活動をしていたとして有罪判決を受けた男の絞首刑を執行したと発表した。 司法府の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン」は、「ババク・シャーバジ死刑囚は、法の適正な手続きと最高裁判所による判決確定を受け、本日午前、絞首刑を執行された」と伝えた。 シャーバジ死刑囚がいつ逮捕されたかは明らかになっていないが、「地上における堕落」と「神への敵意」という死刑に相当する罪で死刑を言い渡された。 ミザンによると、シャーバジ死刑囚は業務用エアコンの設計・設置に携わっていた。 取引先である軍事、警備、通信関連の企業に立ち入り、「モサドに情報を提供し、見返りに金銭と外国での居住権を得ていた」という。 6月の戦争以来、イランは宿敵イスラエルに協力した疑いのある人々を迅速に処刑すると表明している。 イランの情報機関は7月下旬、「スパイ20人、モサドの工作員および支援要員、そして首都テヘランと複数の州にいる(イスラエル)政権の情報機関と関係のある人物」を逮捕したと発表した。 アムネスティ・インターナショナルなどの人権団体によると、イランの死刑執行数は、中国に次いで世界で2番目に多い。【翻訳編集】 AFPBB News

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