会津若松市パチンコ店多額窃盗 逮捕者8人の役割や足取りは?・福島

会津若松市のパチンコ店で起きた多額の窃盗事件で、新たに逮捕された男らは実行役の勧誘や指示をしていたとみられることがわかりました。 さらに捜査関係者への取材で、それぞれの役割や事件後の足取りも徐々に見えてきました。 8月12日、会津若松市のパチンコ店に男らが侵入し、現金2600万円あまりが盗まれた事件。 この事件をめぐって、警察は、これまでに実行役、運転手役、被害者役とされる男3人を逮捕しています。 そして17日、新たに東京都の会社役員佐々木綾哉容疑者(25)と宮城県の無職菅井陽容疑者(22)を逮捕。 捜査関係者によりますと、押収したスマホの解析などから今回逮捕された佐々木容疑者と菅井容疑者は先に逮捕された男ら3人を勧誘し、事件現場には出向かずに秘匿性の高いSNSで犯行の指示を出していたとみられています。 また、盗んだ現金を運搬したなどの疑いで埼玉県春日部市の並木紅陽容疑者(20)、東京都世田谷区の鈴木大容疑者(39)、足立区の山口裕介容疑者(33)ら3人も新たに逮捕されました。 逮捕者が8人に上っている今回の事件。 事件後の足取りも徐々にわかってきました。 捜査関係者によりますと、実行役の少年と運転手役の村山容疑者は事件後、車で東京都内に向かいました。 都内で並木容疑者と合流し、少年は現金を持って、並木容疑者が運転する車に乗り換え、都内にある駅に向かったということです。 駅についた少年と並木容疑者は現金を駅構内に運び、その後、駅に来た鈴木容疑者と山口容疑者がその現金を回収し、さらに別の人物に渡したとみられています。 警察は男ら8人が「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウとみて、他に共犯者がいないかなど捜査を進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする