片岡鶴太郎が人間国宝、余貴美子が検事総長に「相棒 season24」初回SPは10月15日

テレビ朝日系の人気シリーズ「相棒」最新作「相棒 season24」(水曜午後9:00、初回拡大スペシャル)の放送日が10月15日に決定、さらに、片岡鶴太郎&余貴美子が初回ゲストとして出演することが発表された。 杉下右京(水谷豊)と彼の“相棒”が活躍する本作は、圧倒的支持を受け放送回数は446話に到達。また、連続ドラマだけでなく、劇場版、スピンオフ、舞台、書籍…と、その世界観の広がりはとどまるところを知らずに、数々の“伝説”を打ち立てている。そんな本作は今年、シリーズ誕生25周年。記念すべき年にさらなる躍動を見せるのは、通算11シーズン目に突入する杉下右京×亀山薫(寺脇康文)の“黄金コンビ”だ。25年の集大成にして新たなスタートラインを踏む「season24」、特命係が大いなる高みを目指して疾走する。 「season24」初回拡大スペシャルで描かれるのは、シリーズ史上初、“講談”の世界を舞台に展開するミステリー。右京が人間国宝の講談師に弟子入りするという、前代未聞のシチュエーションから物語は幕を開ける。片岡が演じるのは、人間国宝に認定されたばかりの講談師・瀧澤青竜(たきざわ・せいりゅう)。15年ほど前、青竜の屋敷で彼の息子が殺害されるという事件が発生し、破門になった元弟子が逮捕起訴されている。元弟子はすでに死刑判決が確定しているが、それが冤罪(えんざい)ではないかという疑惑が浮上。特命係は秘密裏に事件の再捜査を開始することに。そこで右京は身分を隠して青竜の内弟子となり、屋敷に入り込むことに成功。薫も別のルートで青竜一門に接触する。人間国宝の光と影…隠された事件の真相とは!? 講談界の重鎮で、人情家として知られる青竜を演じる片岡は、「今回オファーいただき、とてもうれしい気持ちでした。水谷豊さんと35年ぶりの共演! ワクワクしました♪」と、25周年を迎えた「相棒」に参加できる喜びを語る。そして、「『相棒』は25周年とのことですが、永く継続しておりますことに大変敬服しておりました。今回参加させていただき、その理由を知りました! 脚本の素晴らしさ、“座長”豊さんを中心のスタッフ皆様方の真摯な作品への愛情・取組み、謙虚な姿勢に感激しました」と、その人気の秘密に感服。また、「現場では豊さん・寺脇さんは、われわれゲスト陣に対して本当にフレンドリーに接していただき、常にリラックスして芝居ができるようにご配慮いただいておりました。感謝に堪えません! 今回講談という新たな世界へ導いていただき幸甚でした♪ 重厚な作品になっております♪ どうぞ期待を持って楽しみにして下さいませ」との感謝の音葉を送る。 一方の余は、特命係の動きをつかんだ検察トップ検事総長・臥龍岡詩子(ながおか・うたこ)に扮(ふん)する。詩子は一連の流れにどう反応するのか!? 娯楽性と社会性が両立した「相棒」ならではの圧巻のミステリーが展開する。 余も片岡同様、「25周年にして、初めてお役をいただきました。やっとお声掛けいただき大変ありがたくうれしく思います。以前より、事件の謎解きだけでなく、世相も反映して余韻が残る物語を見て、『相棒』のチームに入りたいと思っておりました」と待望のオファーに喜びを隠さない。演じる役柄については「実人生では絶対に就くことのない検事総長というお役。ややこしいセリフが多いですが、それがまたやりがいがあり、楽しかったです。役名も“卧龍岡詩子”。そんな素敵でややこしい名前も初めてで、書く練習をしました!」と、ベテラン俳優でもなかなか経験のない役であることにニヤリ。「撮影現場での始まりと終わりには、まずお二人は、スタッフ、キャスト全員と、握手と御あいさつ! なかなかできることではなく、胸がキュンとなりました」と胸が高鳴った現場でのエピソードに加え、「『相棒』シリーズが長寿たるゆえん。みんなで良い作品を作り上げたいという、チーム感がうらやましく感じるほどです」と、長寿ドラマならではの裏側を明かした。そして「今回も放送は2クール。検事総長の再登場を願っております。先ずは、お見逃しなきよう」と、自身の再びの登場を願った。 そんな2人のゲストを迎えての初回拡大スペシャルの放送を間近に控え、座長の水谷は「片岡鶴太郎さんとは『ザ・刑事』(1990年/テレビ朝日系)以来35年ぶりの共演となりますが、ご縁があって再びご一緒できるのは、大変うれしいことです」と片岡との再共演への感慨深さを語る。また、片岡との交流を「実は、鶴太郎さん主演の『終着駅シリーズ』(1996〜2022年/テレビ朝日系)も『相棒』と同じ撮影所で収録していたので、撮影が重なった時はスタジオでよく立ち話をしていました。ほかにも僕が鶴太郎さんの個展を拝見したり、鶴太郎さんも僕の映画を見てくださったりと交流はずっと続いていたのですが、今回は35年ぶりに同じ画面に映るということでワクワクしています」というエピソードを交えて紹介。余とも35年ぶりの共演だと言い、「またじっくりご一緒したいと思っていた方なので、ようやくその願いがかないました。彼女が演じる検事総長は右京たちの味方なのか、強敵なのか…またしても特命係にとって面白いキャラクターが出現したなと感じています」と、彼女の演技に期待を寄せた。 薫役の寺脇は、「鶴太郎さんは、僕にとっては(水谷)豊さんをめぐるライバルなんです」と意外なコメントを。「実は先日、豊さんが監督された映画を初日の朝一番の回で鑑賞して、豊さんに『見ましたよ!』と電話したのですが、『さっき鶴太郎さんからも電話もらったよ』と言われてビックリ。僕が一着を取りたかったのに負けてしまったんです。しかも撮影所でお会いになると、お二人はいつも楽しそうに笑い合っているので、それがなんとなく悔しくて…(笑)。今回の撮影では、いろいろな意味で鶴太郎さんに負けないように頑張ります!」と、水谷を巡るバチバチエピソードを披露して笑わせる。「また、余さんは普段はほんわかされているのに、芝居になるとトップまでギアが入って、ものすごい演技をされる方。今回も役に対する集中力は素晴らしかったです」と、余の演技に感服したことも明かした。 期待が高まるばかりの初回拡大スペシャルだが、なんと、「season24」のスタートを記念し、右京と薫が初めて『「相棒 season24」ファンミーティング生配信』を開催することとなった。映画の舞台挨拶や「相棒コンサート」などで2人が壇上に立つことは過去にもあったが、“ファンミーティング”という形式でファンと交流するのは、25年の歴史の中でも初。レアな場となるファンミーティングは現在、参加者募集中(応募締切は10月1日午後11:59)。開催日は10月12日、詳しい応募方法は「相棒」公式HPをチェック。

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