警察・警備犬慰霊祭 「深く感謝」 警視総監賞受賞の名犬も 警視庁

警視庁の犯罪捜査や災害救助に貢献してきた警察犬と警備犬を供養する慰霊祭が23日、東京都板橋区の東京家畜博愛院で開かれた。同庁の畑孝博鑑識課長や山田学警備2課長ら28人が参列し、計299頭の冥福を祈った。 警視庁によると、2024年9月末以降に死んだ12頭の警察犬が新たに合祀(ごうし)された。このうち、2月7日に老衰で死んだラブラドールレトリバーのイルミナ号(雌)は、約6年5カ月で117回出動。行方不明者の捜索だけでなく銃器や薬物の探知能力を併せ持つ「ハイブリッド犬」で、17年の麻薬特例法違反事件の捜査で拳銃1丁を発見し、容疑者逮捕に貢献したなどとして、警視総監賞を2度受賞している。 畑課長は「12頭のうち7頭が鑑識課所属の警察犬だ。課の一員として全力で職務に取り組んでもらったことに深く感謝している」と話した。【朝比奈由佳】

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