旭市の会社敷地内で8月、作業所を物色していたとみられる男を取り押さえようとした従業員が頭を殴られた事件で、旭署は22日、強盗致傷の疑いで香取市、自称無職の男(73)と妻で自称無職の女(56)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し8月1日午後11時10分~40分ごろ、旭市鏑木の会社敷地内で、屋外作業所を物色中に男性従業員(51)に見つかったことから男性の頭を工具のようなもので殴った上、容疑者の男の胸をつかんでいた男性を車を発進させて振り落とし、軽傷を負わせた疑い。 同署は、男性に見つかった容疑者の男が、容疑者の女の運転する車の助手席に乗り込んで逃げたとみている。被害品はなかった。同署によると、容疑者の男は「バッテリーを盗もうとしたことは間違いない。工具を振り回しただけで、被害者に当たったかは分からない」などと供述。容疑者の女は「覚えがないから何も言えない」と容疑を否認している。防犯カメラなどの捜査から2人の関与が浮上した。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)