フランスのルーブル美術館から宝飾品が奪われた事件で、逮捕された男2人が「事件への関与を一部認めている」ことが分かりました。捜査当局は組織的な犯行も視野に捜査を進めています。 記者 「パリ検察庁などが会見を行っていまして、容疑者の供述など最新の捜査状況について説明を行っています」 パリ検察庁は29日、ルーブル美術館から155億円相当の宝飾品を奪ったとして逮捕された男2人が、事件への関与を一部認める供述をしていると明らかにしました。 パリ検察庁 ロール・ベッコー検事 「2人とも捜査官に対し、事件への関与を一部認めました。ただ、いま現在、宝飾品はまだ私たちの手元にはありません」 事件後、現場から4人がバイクを使って逃走していますが、その後、別の車両に乗り換えてパリ東部に逃走したことも分かりました。 捜査当局は、4人以外にも事件に関与している人物がいるとみて組織的犯行も視野に捜査を進めています。