被害に遭った男性の口座を詐欺グループが利用か…口座凍結を知らず金融機関に来店し1700万円の被害発覚 静岡・沼津市

静岡県沼津市の男性が検察官を名乗る特殊詐欺の被害に遭い、およそ1700万円をだましとられました。 警察によりますと、6月下旬、沼津市に住む60代男性の自宅の固定電話に、検察官を名乗る人物から電話がありました。男性は「事件で逮捕した犯人があなたの通帳を持っていた」「あなたを共犯者として捜査している」「持っている現金の紙幣番号を調べる必要がある」などと、現金を要求されました。男性は言われるがままに指示された口座に8回にわたって現金を振り込み、合わせておよそ1700万円をだまし取られました。 9月11日、警察に金融機関から「凍結された口座の名義人が来店している」と通報があり、駆け付けた警察官が男性に話を聞いたことで詐欺被害が分かりました。犯人グループは男性の口座を別の被害者からの送金先として使っていたとみられ、別の特殊詐欺事件が発覚したことで、男性の口座は凍結されていました。 警察は、警察官や検察官が「資産を確認する」などと言ってお金を預かったり、振り込ませたりすることはない。心当たりのない事件で警察や検察から電話があったら、最寄りの警察署に確認するよう呼びかけています。

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