高級腕時計をだまし取ったり、腕時計の仕入れ名目で多額の現金を詐取したりしたとされる事件で、京都府警捜査2課は24日、詐欺と業務上横領の疑いで、京都市南区、オーダースーツ製造販売会社社長の男(41)=詐欺罪で公判中=を追送検し、捜査を終結したと発表した。府警は計約4億2900万円相当の被害を裏付けたという。 追送検容疑は、2023年2月〜今年1月、高級腕時計の購入や転売を名目に、知人ら4人と法人1社から現金計4800万円や腕時計5本(計4530万円相当)をだまし取るなどした疑い。 府警によると、男は出資者から集めた現金で高級腕時計を購入し、転売益を還元する事業を展開していたが、資金繰りに困って詐欺を繰り返していたとみられる。府警は6〜7月、男を詐欺容疑で逮捕していた。