知的障害のある女性にわいせつな行為をしたとして、埼玉県警は25日、障害者施設職員の安部絢也容疑者(47)=さいたま市見沼区=を不同意わいせつの疑いで逮捕したと発表した。「合意があると思っていた」という趣旨の供述をして容疑を否認しているという。 捜査1課によると、安部容疑者は昨年9月、容疑者が運転する車の中で、20代女性の体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがある。女性には知的障害があり、それまで面識がなかったという。安部容疑者は、女性の母親が入所する障害者施設に勤めていた。3人で外出し、女性と2人きりになった時にわいせつ行為をしたとみている。 障害のある人たちの相談に広く対応する公的な窓口「基幹相談支援センター」の職員が女性から相談を受け、警察に通報した。(本田隼人)