ことし3月、都内の高齢女性にうその電話をかけて、現金350万円をだましとったとして、特殊詐欺グループのリーダーとみられる暴力団組員の男を逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・稲川会系組員で熊谷市柿沼の小林健司容疑者(44)です。 警察によりますと、小林容疑者は、複数人と共謀し、ことし3月、都内に住む当時82歳の女性にうその電話をかけて、現金350万円をだまし取った疑いが持たれています。 調べに対し、小林容疑者は、黙秘しているということです。 小林容疑者は、特殊詐欺グループのリーダーを務め、メンバーにリクルーターや現金の受け取り役の「受け子」を集めさせていたとみられています。 警察はグループには受け子が数十人いたとみて、全容解明を進めています。