傘下組織の幹部の男が第三者を利用し、強盗事件の被害者に示談に応じるよう要求した疑いで逮捕されたことを受け、指定暴力団四代目小桜一家の本部事務所の家宅捜索が行われました。 25日午前10時ごろ、県警の捜査員14人が鹿児島市甲突町にある、指定暴力団四代目小桜一家の本部事務所の家宅捜索に入りました。 県不安防止条例違反の疑いで逮捕・送検されたのは、小桜一家の傘下組織幹部・大窪隼人容疑者(39)です。 警察によりますと、大窪容疑者は8月17日に鹿屋市内で発生した強盗事件の被害者の20代の男性に対し、第三者を介して示談に応じるように要求したり、職場に押しかけたりした疑いが持たれています。 この強盗事件の容疑者の男2人は既に逮捕されていて、大窪容疑者は2人と面識があるということです。 25日の家宅捜索は大窪容疑者の逮捕を受け行われたもので約1時間にわたりました。 警察は「捜査に支障がある」として、押収物の詳しい内容や大窪容疑者の認否を明らかにしていません。