宝塚市に住む78歳の女性が今年4月、検察官を語る男から「あなたに犯罪の容疑がかけられている」などと言われ、約1億2300万円をだまし取られていたことが分かりました。 警察によると、今年4月、宝塚市に住む78歳の女性のもとに検察官を名乗る男から電話があり、男は「特殊詐欺の犯人を逮捕し取り調べたところ、あなたからキャッシュカードを購入し犯行に使ったと供述している」などと話しました。 男はさらに 「あなたに犯罪の容疑がかけられている、口座に入っているお金が犯罪資金でないか調べる必要がる」などと告げたということです。 その後、女性は電話で指示された口座に、5月から9月にかけて18回にわたりインターネットバンキングに計1億2300万円を振り込んで騙し取られたということです。 女性は当初「8月に返還する」と言われていたにもかかわらず返金がなかったことや、9月に入っても振り込むよう指示が来たことから不審に思い警察に相談し、詐欺が発覚しました。