住民「捕まってほっとした」 佐賀2人殺傷、容疑者は現場近くに居住

佐賀県伊万里市の民家で女性2人が殺傷された事件で、県警は27日、現場近くの同市東山代町長浜に住むベトナム国籍の技能実習生、ダム・ズイ・カン容疑者(24)を強盗殺人と住居侵入の容疑で逮捕した。「何も話したくありません」と容疑を否認しているという。 閑静な住宅街で母娘が殺傷された凄惨(せいさん)な事件。強盗殺人容疑などで逮捕された容疑者は、現場からわずか40メートルほどの場所に建つ寮に住んでいた。近くに住む女性(78)は、目と鼻の先に容疑者がいたことに震えつつ「捕まって、ひとまず安心した」とほっとした表情も見せた。 女性は事件当時、「警察! 警察!」という隣人の大声で家の外に出ると、殺害された椋本舞子さんの母親が首から血を噴き出しながら裸足で逃げてきたという。近隣住民で手分けして通報したり、傷を押さえるためのタオルを準備したりしたといい、「娘さんは、たまたま帰ってきていたと聞いた。かわいそう」と悲しんだ。【成松秋穂】

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