先月、むつ市の住宅で高齢の男性が脇腹などを刺され殺害された事件で、逮捕された弟は調べに対して黙秘していることが、捜査関係者への取材で分かりました。 殺人の疑いで逮捕された、むつ市川内町宿野部の坂井守容疑者70歳の身柄が、きょう検察庁に送られました。 この事件は先月14日、むつ市川内町宿野部で坂井勇さん75歳が、弟の守容疑者の自宅の一階の居間で腹から血を流して亡くなっているのが見つかりました。 捜査関係者によりますと、警察官が臨場した際に、守容疑者は遺体のそばに上半身裸の状態でいたということです。 その後の調べで第3者が侵入した形跡はなく、守容疑者が勇さんを殺害した疑いが固まったとして、きのう青森市内の病院で逮捕しました。 警察は包丁などの刃物数十本を現場から押収し凶器の特定を急いでいます。 捜査関係者によりますと、守容疑者は調べに対して黙秘しているということです。 捜査当局が詳しいいきさつや動機などを調べています。