SNSで知り合った40代の男性に無理やり酒を飲ませて昏睡（こんすい）状態にさせ、スマートフォンを奪ったとして、警視庁は、10～20代の男女4人を昏睡強盗容疑で逮捕し、26日発表した。男性には軽度の知的障害があるといい、4人は「酒を飲ませてからかったり、金を出させようとしたりした」と供述しているという。 捜査1課によると、逮捕されたのは、会社員の鈴木大智（22）=静岡県熱海市=、職業不詳の佐藤佳奈子（24）=東京都江戸川区=、大学生の島崎颯太（21）=北海道網走市=、飲食店員の少年（19）=東京都千代田区=の4容疑者。4人はSNSで知り合った友人同士。男性とは佐藤容疑者が昨年末にSNSで知り合い、ほかの3人に紹介したという。 逮捕容疑は、共謀して6月5日午後6時半から7時半の間、東京都中野区で、男性にウイスキーを700ミリリットル以上を無理やり飲ませて泥酔させ、スマホを奪ったというもの。同課は、4人が男性宅の近くに集まり、「今すぐ来ないと逮捕する」と電話して呼び出したとみている。