【中学生2人殺傷事件】殺害された中島咲彩さん(当時15)の父親「可愛い咲彩の輝かしい未来・人生を奪ったことは許しがたく耐えられません」「被告人には最も重い刑罰を希望したいと思います」 平原政徳被告(44)を殺人・殺人未遂などの罪で起訴

去年12月14日午後8時25分ごろ、北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年の男女2人が殺傷された事件で、検察は26日、無職の平原政徳被告(44)を殺人・殺人未遂・銃刀法違反の罪で起訴しました。 左腹部を狩猟用ナイフ(刃体の長さ11.4センチ)で刺されて死亡した中島咲彩さん(当時15)の父親が書き記した遺族の思いです。 (以下 原文まま) 「起訴にあたっての遺族の思い」 令和7年9月26日 中島咲彩の父 本日、私の次女である中島咲彩に対する殺人罪で、被告人を起訴したとの連絡を受け、事件発生からはじめて、遺族としての思いを伝えさせていただきます。 まずは、事件の捜査・被告人の逮捕に尽力してくださった警察関係者・検察関係者の皆様に感謝申し上げます。 また、本日まで私たち家族に寄り添い、支えてくださった皆様にも感謝申し上げます。 咲彩という私の娘であり、一人の人間の命が奪われたことに対して、日々憤りを感じています。 咲彩は、中学三年生で受験生でした。 塾に通い、高校入試に向けて一生懸命に勉強を頑張っていました。 また、三人きょうだいの2番目で、それぞれのきょうだいにも気遣って接することができる、頼りになる存在でした。 休みの日にはお菓子を作ったり、友達と一緒に遊びに行ったり、年下の子からもよく慕われる、優しくてよく笑う可愛い女の子でした。 そのような日常の中、突然咲彩の命は奪われ、私たち家族の生活は一変しました。 今回の事件で、咲彩は何が起こったかもわからず、どれだけ痛くてつらくて、嫌な思いをしたかと思うと、可哀想で今でも涙が止まりません。 事件さえなければ、咲彩は高校一年生として、家族や友人と一緒に楽しい日々を送っていたと思うと、悲しく悔しい気持ちでいっぱいです。 今も毎朝毎晩、息子と一緒に仏壇の咲彩に話しかけていますが、未だに咲彩がいなくなったことが信じられず、毎日、毎日、咲彩に会いたいという気持ちは変わりません。 このようなことをした被告人を私は父親としても一人の人間としても絶対に許すことはできません。

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